■伊藤孝司 写真展 “原爆棄民 韓国・朝鮮人被爆者の証言” 開催のお知らせ

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JCJ 会員でフォトジャーナリストの伊藤孝司(いとう・たかし)さんが「原爆棄民 韓国・朝鮮人被爆者の証言」と題した写真展を開催されます。(以下、ホームページより)

写真展「原爆棄民 韓国・朝鮮人被爆者の証言」を、7月に開催します。1987年から展示を開始した写真パネルは、韓国と日本国内で取材した韓国・朝鮮人被爆者で、すべてモノクロームでした。
その後の韓国取材の一部を加え、昨年の広島での写真展では朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の被爆者たちのパネルを新たに制作しました。今回は、その枚数をさらに増やしています。

朝鮮において被爆者たちと会った日本人は、極めて限られています。しかも私は、生活の場でも撮影してきました。今回の写真展のように、朝鮮の被爆者の写真と証言がまとまった形で公表されたことはありません。

韓国などの海外で暮らす被爆者は、日本政府との長年の闘いの結果、日本で暮らす被爆者と同じ援護措置を受けることができるようになりました。ところが朝鮮の被爆者は、日本政府から何の措置も受けていません。まさしく‶棄てられた被爆者〟なのです。
そうした実態も、この写真展で理解できるようにしています。また、私のギャラリートークや講演も予定しています。

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伊藤孝司写真展 「原爆棄民 韓国・朝鮮人被爆者の証言」 
[会期]  2025年7月19日(土)~8月9日(土)
        *休館日:7月20日・22日・27日・8月3日
[会場]  立命館大学 国際平和ミュージアム 企画展室
[講演]  「アジア太平洋戦争と韓国・朝鮮人被爆者」
      8月2日(土) 午前10時
      立命館大学 国際平和ミュージアム セミナー室1
      主催:平和のための京都の戦争展実行委員会


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なお、写真展と同じ内容の写真集『原爆棄民 韓国・朝鮮人被爆者の証言(増補改訂版)』を8月に出版します。写真展では、先行して7月19日から販売します。

原爆棄民 韓国・朝鮮人被爆者の証言[増補改訂版](論創社)