〈JCJ Online講演会〉「開かずの扉」を開く~再審法改正へ向けて~  講師:鴨志田 祐美さん(弁護士、日弁連再審法改正推進室長) 

■開催趣旨:
 冤罪と闘い続けた袴田巌さんの無罪が確定したのは去年、事件発生から実に58年が経っていた。再審の開始は、その難しさから「開かずの扉」といわれている。
 その制度を見直そうと超党派の議員連盟が今の国会で議員立法での改正を目指している。日弁連で先頭にたって取り組んでいる鴨志田弁護士に「再審法」の問題点と、改正へ向けた動きについてお話をうかがいます。

■講演者プロフィール:鴨志田 祐美(かもしだ・ゆみ) 
弁護士。2004年鹿児島県弁護士会に登録。2021年4月より京都弁護士会に移籍し、Kollect京都法律事務所に所属。
大崎事件再審弁護団、日本弁護士連合会再審法改正推進室長(会長特別補佐)として、再審弁護と再審法改正運動に心血を注ぐ。
著書に、『大崎事件と私:アヤ子と祐美の40年』(LABO、2021年)『見直そう!再審のルール~この国が冤罪と向き合うために』(共編著。現代人文社、2023年)、『再審弁護人のベレー帽日記』(創出版、2025年)など。

■参加費:500円
参加希望の方は­Peatix(https://jcjonline0531.peatix.com)で参加費をお支払いください。
 (JCJ会員は参加費無料。office(アットマーク)jcj.gr.jp に支部・部会名を明記の上お申し込み下さい)

■参加費:500円
当オンライン講演会に

※スマホでQRコード読み取り、お申し込み出来ます

再審弁護人のベレー帽日記(創出版、2025年)

■主催:日本ジャーナリスト会議(JCJ)
    03–6272-9781(月水金の13時から17時まで)
      https://jcj.gr.jp/


■5月26日(月)、再審法改正をめざす市民の会(RAIN)は、市民の会結成6周年・白鳥決定から50周年を記念して、市民の集い「市民のチカラで、拡げよう再審の扉」を、東京で開催する。


 4月21日、法務省で法制審「刑事法(再審関係)部会」が開催され、再審法全体の見直しが初めて法制審で検討されることになった。現行刑訴法の制定から77年目である。

 一方、「えん罪被害者のための再審法改正を早期に実現する議員連盟」(会長:柴山昌彦衆議院議員。以下、「再審法改正超党派議連」)は、袴田事件の再審無罪判決後、再審法改正に向けて活発に動いてきた。3月25日の総会で要綱案を承認した後、開会中の今国会での議員立法による再審法改正法案の提出を目指している。

 しかし、これまで再審法改正に消極的であった法務省が法制審開催に動いたことで、市民グループや日弁連は、法制審の議論によって、再審法改正超党派議連の議員立法の内容が後退することや、その成立が遅れることを危惧している。

 再審法改正をめざす市民の会(RAIN)は、こうした再審法改正の動きを見据えて、日本の再審法をより信頼の高い正義の名に値するもの(①再審のための全ての証拠開示、②検察による不服申立ての禁止、③公正な再審へ法的手続の整備)に作り替えていきたいと運動を強めている。

◯日時:2025年5月26日(月)18:30〜(開場18:00)

◯場所:文京シビックセンター小ホール(東京都文京区春日1−16−21)

◯参加費:無料 事前申込みなし。どなたでも参加可。
 お申込みフォームはこちらから(https://forms.gle/a2W5wrjdsWeGedhf8

◯プログラム:
・記念講演…………村山浩昭(袴田再審を最初に認めた元裁判官、弁護士)
・報告………周防正行(映画監督)、鴨志田祐美(弁護士)
・冤罪被害当事者のアピール………袴田秀子(ビデオメッセージ)、前川彰司(福井女子中学生事件・再審請求人)
・アピール………国会議員、イノセンス・プロジェクト・ジャパン ボランティア、犯罪被害者の立場から
・撮り下ろしパフォーマンス………せやろがいおじさん

◯チラシはこちら。

◯問合せ先:再審法改正をめざす市民の会(RAIN)
 TEL&FAX:03–4500-1414 e‑mail:info@rain-saishin.org

◯主催:再審法改正をめざす市民の会(RAIN)

                             (2025年05月13日公開)



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