■【連続講座 第6回】シンポジウム「浦添西海岸埋め立て問題を考える」 (主催:沖縄・琉球弧の声を届ける会)

クリックでPDFファイル(裏表)

【連続講座第6回 】
シンポジウム:「市民の視点から浦添西海岸問題を考える」
 この講座の狙いは、第一には、浦添の海が実に素晴らしい海だということを皆の共通認識とすることです。ながらくキャンプ・キンザーに塞がれていたために、地元の浦添市民もそのほとんどが目の前の海の素晴らしさを知らないからです。そして狙いの第二は、軍港が那覇から浦添に移設されることとなった歴史的経緯(日米間の交渉)の真実を知ることです。浦添市民、そして沖縄県民の多くに欠けているこの基本認識の獲得を支援しようというのが開催の趣旨です。

■プログラム(18:00~20:45)
・安部真理子氏(日本自然保護協会 保護・教育部主任):浦添のサンゴ礁と環境アセスメントについて
・鹿谷 麻夕氏(しかたに自然案内代表・里浜22 共同代表):浦添の海の自然と環境教育
・真喜志好一氏(建築家・沖縄平和市民連絡会):1960年代からの米軍・浦添軍港計画
・質疑応答

■講演の概要
・安部真理子氏
生物多様性豊かな浦添西海岸は、沖縄島に残された数少ない健全なサンゴ礁生態系のひとつである。環境アセス文書に示された環境影響の回避・低減は具体性がなく根拠に欠ける。埋立計画は見直すべきである。

・鹿谷麻夕氏
浦添の海にはどんな自然があり、それは近年どう変化しているのか。サンゴ礁の役割や価値とは何なのか。これらを理解し自然を残すためにこそ必要な「環境教育」の意義を、これまでの活動とともに紹介する。

・真喜志好一氏
浦添西海岸には、沖縄県、那覇市、浦添市による港湾の新設計画があり、その中に米軍の軍港計画も盛り込まれている。この軍港計画は米軍が1960年代に立案している。米軍の文書を元にこの米軍計画を明らかにする。


■日時:2025年1月17日(金)18時~20時45分(17時30分開場)
■場所:沖縄県立博物館・美術館 3F講堂
■賛同をお願いしている団体:泡瀬干潟を守る連絡会、NPO法人奥間川流域保護基金、沖縄環境ネットワーク、沖縄平和市民連絡会、嘉手納ピースアクション、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、ジュゴン保護キャンペーンセンター、日本ジャーナリスト会議、日本ジャーナリスト会議沖縄、ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会、普天間基地爆音訴訟団、ヘリ基地反対協議会、ミサイル配備から命を守るうるま市民の会、有機フッ素化合物(PFAS)汚染から市民の生命を守る連絡会
*会場参加は予約不要です。資料代499円をいただきます。

■主催:沖縄・琉球弧の声を届ける会
 共同代表 桜井国俊・与那覇恵子・丹原美穂
メール:okinawaryukyuko@gmail.com
HP:https://ryukyukohp.jimdofree.com