〈JCJ 8月集会〉軍拡の動きに、私たちはどう対抗するか ―― 戦後80年を前に 【集会に向け寄せられたメッセージ から(JCJ北海道支部)】

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あの誓いを思い出せ

七十九年前の夏、戦争が終わった。
たくさんの人が殺され、
たくさんの人を殺した戦争が終わった。
東京で、沖縄で、あちこちのまちで、
たくさんの人が殺された戦争が終わった。
原爆がふたつ落とされ、
ふたつのまちとそこに生きる人たちを焼き尽くして、
戦争が終わった。

そして、わたしたちは、二度と戦争をしないと、世界に誓った。

戦争は終わっていない。
ウクライナで、パレスチナで、戦争は続いている。
アジアで、アフリカで、世界中で、殺し合いは続いている。

戦争をとめたい。殺し合いをとめたい。
みんなが願っているのに、とめられない。

かつて、北方脅威論があった。
北海道はその最前線だった。
いま、南の島々で脅威を叫び、要塞をつくる者たちがいる。

脅威をあおるのは、いつも大きな力を持つ者たち。
戦争を始めるのは、いつも大きな力を持つ者たち。

大きな力を持つ者は、ほしいままに力を振りかざす。
大きな力を持つ者は、一人ひとりの命をかえりみない。
大きな力の前に、平和を願う声は無力なのか。

小さな声だって集まれば無力ではない。
声をあげよう、小さな声を。
戦争の犠牲になり、平和な戦後を築いてきた先人たちのために。
未来を生きる子や孫たちのために。
そして、いまを生きるわたしたちのために、世界中の人たちのために。

平和をつくるのは武器ではなく、言葉なのだ。
言葉のスクラムなのだ。

わたしたちは、二度と戦争をしないと、世界に誓った。

日本よ、あの誓いを思い出せ。
この世界に平和をたぐり寄せるために。
もう二度と戦争をしないために。 
         
                                    JCJ北海道支部




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開催趣旨と呼びかけ
 来年は戦後80年。しかしこの間、自公政権は憲法9条を骨抜きにし、「敵基地攻撃能力」の保持を決めるなど、平和を脅かす軍拡への道を突き進んでいます。
日本ジャーナリスト会議(JCJ)は「2度と戦争のためにペン、カメラ、マイクを持たない」という決意のもと、コロナ禍以降5年ぶりに8月集会を開きます。市民とジャーナリストが手を携えて軍拡に対抗し、平和を築くためにはどうしたらよいのか、ともに語り合う場にしていきたいと考えています。

■プログラム
 第1部:基調講演 
  ●川崎 哲(かわさき あきら)さん
 ピースボート共同代表。2017年にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンぺーン(ICAN)」の国際運営委員兼会長(2012~14年同共同代表、14年から国際運営委員、21年から会長兼任)。核兵器廃絶日本NGO連絡会の共同代表として、NGO間の連携および政府との対話促進に尽力してきた。ピースボートでは、地球大学プログラムや「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」をコーディネート。2009~2010年、日豪両政府主導の「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)」でNGOアドバイザーをつとめた。立教大学兼任講師。日本平和学会理事。著書に『核兵器 禁止から廃絶へ』(岩波ブックレット、2021)、『僕の仕事は、世界を平和にすること。』(旬報社、2023)、『核兵器はなくせる』(岩波ジュニア新書、2018)など。2021年、第33回谷本清平和賞受賞。1968年生まれ、東京大学法学部卒業。

     
 第2部:シンポジウム
  ●川崎 哲(かわさき あきら)さん(同上)

  ●大森 淳郎(おおもり じゅんろう)さん
1957年埼玉県生まれ。1982年NHK入局。ディレクタ-として主にETV特集を手掛ける。2016年に放送現場を退き、NHK放送文化研究所に研究員として勤務。22年退職。著書に『BC級戦犯 獄窓からの声』(日本放送出版協会、2009年)、『ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図』(講談社、2012年)、『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』(NHK出版、2023年)、全て共著。

  ●久道瑛未(ひさみち えみ)さん
2018年、東北大学法学部卒業、20年に一橋大学法科大学院修了、22年、弁護士登録(74期)。一般市民法務・企業法務に幅広く取り組む。中でもインターネット上の名誉毀損対応、発信者情報開示請求の対応が多い。学生・修習生時代から公益活動に広く関心をもち、ビジネスと人権・憲法問題・公共訴訟・環境問題などをテーマにシンポジウムやイベントの企画運営を行ってきた。弁護士登録後も継続して弁護士会委員会活動・特定非営利法人CALL4の活動等プロボノ活動にも積極的に取り組んでいる。

  ●藤森 研(ふじもり けん)JCJ 代表委員・コーディネーター 


■会場参加される方は事前にJCJ事務局への連絡をお願い致します。
  メール:office@jcj.gr.jp 電話:03–6272-9781(月・水・金 13:00〜17:00)

■オンラインでご参加の方へ
 当該イベントはインターネットを通じオンラインで視聴参加出来ます。
 お申し込みはhttps://jcj0817.peatix.com/へのアクセスかスマホで下のQRコードを読んで。お一人1,000円、ピーティックス ( Peatix )からのお支払となります。



■会場(エデュカス東京)アクセス