■第80回 埼玉・市民ジャーナリズム講座講演会〈荻野富士夫さん 、「ジャーナリズムへの弾圧と迎合 ~治安維持法100年と現代~」(10月11日 (土)10:00〜正午)さいたま市武蔵浦和コミュニティセンター で講演。JCJ会員、菊地正志さんからの案内。
■第80回 埼玉・市民ジャーナリズム講座講演会
「ジャーナリズムへの弾圧と迎合 ~治安維持法100年と現代~」
講師:荻野富士夫さん (小樽商科大学名誉教授)
■日 時:2025年10月11日 (土)10:00〜正午
■会 場:さいたま市武蔵浦和コミュニティセンター・第1集会室(さいたま市南区別所7–20‑1)
※さいたま市内(武蔵浦和コミセン第1集会室)での開催ですが、オンラインでも視聴できます。資料準備の都合上、事前にご連絡ください

■参加費800円(学生・障害者400円)
■開催趣旨:
今年は、治安維持法が制定されてから100年となる。この法律は、当初は「国体」の変革や「私有財産制度」の否認を目的とする組織への取り締まりを名目としていたが、実際には「横浜事件」にみられるように、思想研究などの言論や出版活動などのジャーナリズムにも弾圧の対象は広げられていった。その一方で「大日本言論報国会」などのように体制に迎合する団体も組織され、ジャーナリズムは大きく戦争遂行する動きの一翼となって行く。
この稀代の悪法は1945年に廃止されたが、朝鮮戦争の開始とともに特高警察関係者の復権が始まり、2013年の特定秘密保護法の成立、2020年の学術会議会員任命拒否事件など、思想言論の自由を脅かす動きは現在強まりつつあり、今秋の国会には「スパイ防止法」を上程しようとする動きまで生じている。
戦前の治安維持法弾圧とそれに迎合したジャーナリズムの歴史を、治安維持法研究の第一人者である荻野富士夫さんに語って頂き、現在への警鐘としたい。
■講師プロフィール:荻野富士夫 (おぎの・ふじお)
歴史学者。1982年早稲田大学大学院修了。小樽商科大学商学部教授を務め、2018年退官。同大名誉教授。専攻は日本近現代史。著書に『思想検事』『特高警察』(ともに岩波新書)、『よみがえる戦時体制~治安体制の歴史と現在』(集英社新書)、『治安維持法の歴史』全6巻(立花出版)、『検証治安維持法』(平凡社新書)、『治安維持法100年~「新しい戦中」にしないために』ほか多数。1953年埼玉県生まれ。
■埼玉・市民ジャーナリズム講座:
埼玉県には古くから独自の歴史と文化があります。埼玉がよりいっそう活性化、発展するためには地域に根ざした多様で「市民に開かれたメディア」の存在と活躍が不可欠です。いま一度、多くのみなさんと、ジャーナリズム、メディアリテラシー、地域文化の育成などの課題を、この「埼玉・市民ジャーナリズム講座」の場を通して共に考え、情報発信していきたいと考えています。この企画は地元・地方紙「埼玉新聞」の紙面協力のもと2014年から取り組んでいます。
■主催:埼玉・市民ジャーナリズム講座実行委員会(埼玉新聞サポーターズクラブ/日本機関紙協会埼玉県本部/NPO法人埼玉情報センター/さきたま新聞/NPOくまがや有志
■協力:SAITAMA共同かわらばん
■受 講 料:800円(税込)※定員42人、先着順
saitamashiminj@gmail.com ←お申し込みフォーム(クリックをして下さい)
申込み&問合せ:090‑6190-4634(菊地正志:日本ジャーナリスト会議)
FAX:048–798-7634
e‑mail:saitamashiminj@gmail.com