■【連続講座 第9回】シンポジウム「浦添西海岸埋立が明らかにする日本の環境アセスメント制度の問題」 (主催:沖縄・琉球弧の声を届ける会)

【連続講座第9回 】
■シンポジウム:「浦添西海岸埋立が明らかにする日本の環境アセスメント制度の問題」
■企画趣旨:
沖縄島東海岸では、辺野古新基地建設による海の破壊が進行する一方、西海岸に残された貴重な浦添の海には、今、米軍那覇軍港が移設されようとしています。事業者の沖縄防衛局は、移設の環境影響を評価するため環境アセスメント作業を進め、8月18日に方法書を公開しました。しかし、このアセスメントでは浦添の海は守れません。
日本の環境アセスメントは、世界標準から大きく遅れをとっています。そのことを余すところなく示す問題満載の方法書を、講師とともに読み解いていきましょう。
■開催日:2025年10月25日(土)14:00~17:00(開場13:30)
■会 場:沖縄大学・アネックス共創館2階(那覇市国場405)
(沖縄大学正門から南へ約400m)
■主 催:沖縄・琉球弧の声を届ける会
■共 催:沖縄大学
*会場参加は予約不要です。資料代500円をいただきます。
お申し込みは ⇒https://peatix.com/event/4606822/
※オンライン参加は、事前申込が必要です。
*沖縄・琉球弧の声を届ける会 共同代表 桜井国俊・与那覇恵子・丹原美穂
メール:okinawaryukyuko@gmail.com
HP:https://ryukyukohp.jimdofree.com/
■プログラム:講師とテーマ、講演の主旨
安部真理子(あべ まりこ)氏
プロフィール:日本自然保護協会主任、リーフチェック日本コーディネーター。海洋環境学の分野で琉球大学にて博士(理学)取得。沖縄・奄美のサンゴ礁保全や沿岸管理に携わる。
テーマ:浦添西海岸のサンゴ礁の海から見た環境アセスの課題
概要:近年、浦添のサンゴ礁は健全さを取り戻している。しかし、方法書に記載されている方法では不十分で、この海の豊かさや潜在力を測ることはできない。
砂川かおり(すながわ かおり)氏
プロフィール: 沖縄国際大学経済学部地域環境政策学科准教授
テーマ:浦添西海岸における複数の開発をめぐる累積的環境影響評価の必要性等について
概要:この講演では、那覇港湾施設代替施設建設事業を含む浦添ふ頭地区の複数の開発計画が、那覇港港湾計画に位置づけられている浦添ふ頭地区北側の水域「自然的環境を保全する区域」などへ与える累積的環境影響について考える。
桜井国俊(さくらい くにとし)氏
プロフィール:沖縄大学名誉教授、日本環境会議顧問
テーマ:軍港としての使用についてアセスを行うべし!
概要:沖縄防衛局のアセスの対象は埋立地の建設にとどまり、軍港として使用することを全く含んでおらず、アセス法が示す環境影響評価の定義に反する。防衛局は、軍港として使用することもアセス対象に含めた改訂方法書を示すべきである。
〈賛同をお願いしている団体〉
泡瀬干潟を守る連絡会、NPO法人奥間川流域保護基金、沖縄環境ネットワーク、沖縄平和市民連絡会、嘉手納ピースアクション、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、ジュゴン保護キャンペーンセンター、日本ジャーナリスト会議、日本ジャーナリスト会議沖縄、ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会、普天間基地爆音訴訟団、ヘリ基地反対協議会、ミサイル配備から命を守るうるま市民の会、有機フッ素化合物(PFAS)汚染から市民の生命を守る連絡会