機関紙「ジャーナリスト」
2025年11月号 通巻812号新着!!

主な内容 ・「戦争反対」貫き、政権暴走阻止を ・記者への攻撃相次ぐ ・高市・戦争政策ストップを タカ派路線が全面展開 ・「平和」こそ日本の国家戦略だ ・「2国家解決」困難・・・ガザ 無力な対米追従 日本 ・【リレー時評】 […]

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JCJ書評
〈2025.11月号 書評〉西方ちひろ(著)『ミャンマー、優しい市民はなぜ武器を手にしたのか』・・・非暴力から武装闘争へ──痛苦の転換  評者:鈴木 耕(編集者)新着!!

 世界はいま、血と殺戮に満ちているとしか言いようがない…。  本書はミャンマー軍事政権の下で、市民たちの優しく切ない非暴力抵抗が、ついに武器を手にした闘争へと変貌していく過程を、現地での体験をもとに書き記したもの。軍事独 […]

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〈2025.11月号 書評〉松島 京太 (著)『汚された水道水 「発がん性物質」PFASと米軍基地を追う』・・・地道な調査報道が現実を動かす貴重な成果  評者:中島 岳志(東京科学大学教授)新着!!

 近年の東京新聞の調査報道には目をみはるものがある。中でも注目してきたのが、PFAS問題だ。本書は、その中核を 担ってきた著者による成果を纏めたものである。 PFASはフッ素と炭素が結合した人工の有機化合物で、様々な健康 […]

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〈2025.11月号 書評〉加藤 喜之 (著)『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』・・・トランプ政権の支持基盤、特異な宗教集団の実像  評者:福嶋 亮大(立教大学教授)新着!!

 今の米国は内戦の可能性もささやかれるほどに分断を深めているが、その根幹には宗教、特に世界の終末とキリストの再臨を信じる福音派の存在がある。 日本人にはつかみにくいその教義と歴史を、生き生きとした文体で描いた本書は、タイ […]

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〈2025.11月号 書評〉阿部 菜穂子 (著)『アウシュヴィッツの聖人を追いかけて──ある被爆者と桜守の物語』・・・カトリック信仰と桜が結ぶ3人の求道者を追うドラマ  評者:堀江 学(国際教育交流フオーラム代表)新着!!

 核実験の再開が言われる今日、本書が戦後80年の日本で出版されたことは、原爆投下での悲惨な体験を忘れてはならないという意味でも、たいへんに意義がある。 英国在住ジャーナリストの著者は、2016年に『チェリー・イングラム: […]

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〈2025.11月号 書評〉兵庫県保険医協会/協会西宮・芦屋支部 (著)『阪神・淡路大震災30年、南海トラフ巨大震災に備える』・・・「災害列島日本」に必要な医療支援のノウハウ満載  評者:杉山 正隆(ジャーナリスト)新着!!

 1955年1月17日午前5時46分に発生した大きな揺れ。死者・行方不明6437人、住宅全壊10万棟にもなる阪神・淡路大震災だ。 散乱するカルテや医療機器を片付け、けが人の診療や検死に追われながら、トラックやバイクを手配 […]

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