〈JCJ Online講演会〉「黒人が殺される国、アメリカの深層」講師:ジャーナリスト・矢部武さん

■開催趣旨:
5月に米国で起きた警察官による黒人暴行死事件。警官は手をポケットに入れたまま、黒人男性の首を膝で圧迫した。
黒人男性は「息ができない」と訴えつづけたが、9分近く首を圧迫されたまま絶命した。
全米で抗議デモが起きた。「黒人の命は大事だ」と訴える。
警備に当たった警察官の中にはデモに共感し、膝を屈して黒人差別に反対する人も現れた。
この事件の背後にある米国の病理とは。そして日本に存在する民族差別との共通点とは。
米国取材のベテランである矢部武さんから話を伺い、オンラインで質問に答えてもらう。ぜひ、ご参加を!(2020.7.4)

■講演者プロフィール:
矢部 武(やべ たけし)。1954年、埼玉県生まれ。ジャーナリスト。70年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。帰国後、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」東京支局記者等を経てフリーに。人種差別から銃社会、麻薬など米国深部に潜むテーマを抉り出す一方で、高齢化や社会問題などを比較文化的に分析し解決策をさぐる。
最新刊『アメリカ白人が少数派になる日―「2045年問題」と新たな人種戦争』(かもがわ出版)のほか、『大統領を裁く国アメリカ』(集英社新書)、『日本より幸せなアメリカの下流老人』(朝日新書)、『アメリカ病』』(新潮新書)、『人種差別の帝国』(光文社)、『大麻解禁の真実』(宝島社)、『危険な隣人アメリカ』(講談社)、『少年犯罪と闘うアメリカ』(共同通信社)など著書多数。

アメリカ白人が少数派になる日