■【豊州(ほうしゅう)炭鉱災害 65 回忌/川崎市】豊州炭鉱災害20年間の調査からわかった新事実  講演:肥後義弘(ルポライター)

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■JCJ会員、肥後義弘さんが豊州(ほうしゅう)炭鉱災害 65 回忌で講演されます。

■タイトル:豊州炭鉱災害20年間の調査からわかった新事実

■趣  旨:※プレスリリースより転載
 福岡県田川郡川崎町にあった旧豊州炭鉱では、1960 年 9 月 20 日に中元寺川の水が坑内に流れ込み、作業員 67 名が犠牲となる大規模な災害が発生しました。あれから 65 年が経過しましたが、現在も遺骨は坑内に眠ったままであり、慰霊祭は2009 年の 50 回忌を最後に、16 年間実施されていません。
 この状況に対し、東京都江戸川区在住のルポライター肥後義弘氏は、地元有志とともに「豊州炭鉱災害 65 回忌実行委員会」を結成し、今年 9 月 15 日に川崎町内にて慰霊碑参拝と講演会を開催します。
 肥後氏は、20 年以上にわたりこの災害について独自に調査を重ねており、週刊金曜日主催の「第 24回ルポコンテスト」で入選した作品『沈黙の坑口』(原稿用紙約 100 枚)では、遺骨収容の必要性と災害の実像に迫っています。福岡県内における炭鉱災害事故の検証としては、全国的にも例が少ないものです。
 また肥後氏は、これまで「豪雨による川底崩壊」が原因とされてきた通説に異論を唱え、構造的な安全管理の問題を指摘しています。類似事例として、山口県宇部市の長生炭鉱における海底遺骨収容調査が進展を見せている点にも触れ、早期の遺骨収容調査の必要性を呼びかけています。
 今回の取り組みは、歴史的災害の再検証や遺族の願いを社会に問いかける試みでもあります。実行委員会では、報道関係者の皆様の取材協力を広く呼びかけています。

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■開催要項:
  開催日時:2025年9月15日(月曜・祝日)13時~16時

  開催場所:川崎町勤労青少年ホーム(福岡県田川郡川崎町大字田原 772番地の1) ←クリックで­Google Map­s表示

  講演者プロフィール:肥後義弘(ひご・よしひろ)
1947 年福岡県田川市生まれ。九州国際大学法学部卒業後、西部読広、大和冷機工業(東証 1 部)などで、広告、広報部門の管理職を歴任。
その後(株)ピーアールセンターを設立し、代表取締役社長に就任。中堅・中小企業の広報支援に尽力。1997 年 「週刊金曜日」主催の第 1 回ルポルタージュ大賞を受賞。2021 年 同誌主催の第 24 回ルポコンテストにて『沈黙の坑口』が入選。
日本ジャーナリスト会議会員として、社会的に埋もれた事実の掘り起こしに取り組む。
「豊州炭鉱災害の報を 1960 年 9 月 20 日に新聞で知って以来、長く心に残っていました。ルポを通じて構造的原因を問い直し、沈黙の底に埋もれていた事実に光をあてることで、犠牲者の遺骨が一日も早くご家族のもとへ戻ることを願っています。」


  主  催:豊州炭鉱災害 65 回忌実行委員会

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