〈JCJ沖縄〉Onlineシンポジウム「復帰50年 沖縄報道を振り返る〜ジャーナリズムは何をしてきたのか〜」

沖縄の施政権が米国から返還(日本復帰)されて50年が経過しました。この大きな節目に、全国のメディアがさまざまな沖縄報道を展開し、世論調査も実施されました。日本にとって沖縄とは何なのか、沖縄にとって日本とは何なのか、という問いがそこに含まれていたはずですが、答えはあったでしょうか。
いま沖縄では、名護市辺野古で県民の反対を無視して新基地建設が強行されており、自衛隊の強化も進められ、沖縄が再び戦場になるのではないかという危機感が高まっています。一方でロシアのウクライナ侵攻が影響し、平和国家を望んできたはずの国民世論が転換しかねない状況です。
こうした情勢の中で、50年の節目の報道、さらにこれまでの50年の報道を振り返り、ジャーナリズムは何をし、何をしなかったのか、これから何をすべきなのかを、多角的に考える場を設けました。現場から声を出し合い、全国の参加者と意見交換し、沖縄から発信する機会にもしたいと思います。多くの参加を呼び掛けます。(2022.5.28)

シンポジウム・パネリスト:森田美奈子さん(沖縄タイムス論説委員長)
宮城修さん(琉球新報論説委員長)
内原早紀子さん(NHK沖縄キャスター)
三上智恵さん(ジェーナリスト、映画監督)
コーディネーター:松元剛さん(琉球新報編集局長)

■当該ネットシンポと前後する形で日本記者クラブ(JNPC)主催の講演会「沖縄復帰50年」が開かれている。

「沖縄復帰50年」 宮城修・琉球新報論説委員長、森田美奈子・沖縄タイムス論説委員長、早川由紀美・日本記者クラブ企画委員(東京新聞〈進行〉)