■第5回『原発と人権』全国研究・市民交流集会 in ふくしま=メディア・ジャーナリズム分科会(共催:早稲田大学国際情報研究センター・サイエンス映像学会・日本ジャーナリスト会議(JCJ))

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 分科会テーマは「ジャーナリズムは原発報道で責任を果たしてきたか?~〜放射能惨事・これまで と これから」。東京の早稲田大学・小野記念講堂で開いた。
 コーディネーターは元NHKの林勝彦さん。第1部は「ジャーナリズムは原発報道で責任を果たしてきたか?」の題で早稲田大学政治経済学術院教授・瀬川至朗さんが基調報告をした。コメントを大妻女子大学教授・桶田敦さんが担当。
 第2部は5人のジャーナリスらによる各論。『見捨てられた被ばく者~どこへ行ったか被ばく報道』を個人線量計データ検証と生活環境を考える協議会代表の島明美さん、『原発報道〜朝日・吉田調書事件を一つの題材として』をサイエンスライターの添田孝史さん、『原発作業員の現状と報道の自由~現場取材10年の闘い』を東京新聞福島特別支局長の片山夏子さん、『見えない化される福島原発事故の被害』を国際環境Foe Japan 事務局長の満田夏花さん、『原発の懺悔 〜メディアがキャリーした原発のウソ』を元NTV・NNNドキュメント統括プロデューサーの加藤就一さんが担当した。(2021.10.9)

ジャーナリズムはこれでいいのか?!
10年の原発報道を振り返り、これからに向けての課題を探ります


■メディア分科会の狙い:
福島第一原子力発電所の 3 基が爆発してから 10 年。『原発安全神話』が崩壊した今、『放射能安全神話』が懸念されています。原発爆発時、広島原爆の約168倍(Cs 比)の放射能が関東圏まで拡散。直後、緊急避難者は、16 万人。現在も、区域外避難者を含めると 9〜10 万人が故郷に帰れていないと推定されています。
この間、メディアは様々な報道をしてましたが、「3.11」が引き起こした社会の大きな変化や「核とのつきあいかた」はおろか、事故へのプロセス、原因などについてすら十分な報道ができたとは言えません。
日本社会に根強い「原発安全神話」から抜けだし、世論を変え、脱原発、脱炭素化、自然エネルギー導入へと進む国際社会に呼応していくために、ジャーナリズムは何を報じ、何を論ずべきか。
今回の『原発と人権』メディア分科会では、メディアが避けてきた問題を取り上げるとともに、原発爆発から 10 年、メディアは何を伝え、何を伝えてこなかったか? 今後何を伝えるべきか? ジャーナリズムの責任と課題の視点から考えたい。

■会  場:早稲田大学・小野記念講堂
■参 加 費:会場参加・オンライン視聴ともに 800 円(Peatix https://mediabunkakai.peatix.com/
■主  催:第 5 回『原発と人権』全国集会・市民交流会・メディア分科会実行委員会
■共  催: 早稲田大学国際情報研究センター
      サイエンス映像学会
      日本ジャーナリスト会議(JCJ)
 
【プログラム】
○オープニング 映画上映(林勝彦監督作品「いのち」の一部上映)

〇開会挨拶 コーディネーター・司会 林勝彦(科学ジャーナリスト、元NHK)
○第 1 部 :基調報告「ジャーナリズムは原発報道で責任を果たして来たか?」
     瀬川至郎さん(早稲田大学政治経済学術院教授、元毎日新聞科学環境部長)
      桶田敦さん(大妻女子大学教授、元 TBS 解説委員)

○第 2 部 :5人のジャーナリスらによる各論=現場と専門的な分野からの報告
    ・『見捨てられた被ばく者~どこへ行ったか被ばく報道』
       島明美さん(個人線量計データ検証と生活環境を考える協議会代表)
    ・『原発報道〜朝日・吉田調書事件を一つの題材として』
       添田孝史さん(元朝日新聞記者、元国会事故調査委員会協力調査員)
    ・『原発と住民、そして労働者 〜分断される被災者たち』
       片山夏子さん(東京新聞福島特別支局長)
    ・『世界の常識、日本の非常識 〜報道の欠如、論評の偏り』
       満田夏花さん(国際環境 Foe Japan 事務局長、原子力市民委員会副座長)
    ・『原発の懺悔 〜メディアがキャリーした原発のウソ』
       加藤就一さん(元 NTV・NNN ドキュメント統括プロデューサー)

〇質疑応答:
○閉会挨拶: コーディネーター・「原発と人権」集会実行委員会 丸山重威(JCJ運営委員、元共同通信、元関東学院大学教授)