〈JCJ Online講演会〉「原発事故後の福島を撮り続けて10年」講師:フォトジャーナリスト・山本宗補さん
事故後10年、避難指示区域の7町村の住民7万人のうち戻れたのは1万人弱。大熊町では特定復興再生拠点の地区だけが除染されて30億円かけた町役場の新庁舎が建設、見せかけの町残しだ。双葉町では復興予算53億円で原子力災害伝承館が建ったが墓石は倒れたまま。浪江町も日中からサルの群れが往来、一時帰宅に同行すると家の中は動物に荒らされ放題。どの町も復興には程遠く、国による棄民が繰り返されていると山本さんは語気を強めた。(2021.7.11)
