〈JCJ Online講演会〉「メディアは今、何が問題か—『政治部不信』を語る」講師:新聞労連の南彰委員長(朝日新聞記者)

■開催趣旨:
検察幹部の定年延長を、時の政権が自由に差配できることが問題となった検察庁法改正案。
ツイッターデモで反対の声が広がった。
その渦中で産経新聞記者と朝日新聞社員(元記者)が焦点の人、黒川弘務東京高検検事長(当時)と賭けマージャンをしていたことが明るみに出た。
権力との癒着ではないかと批判の声が上がった。
取材のあり方を根本から見直す必要があるとして、新聞労連委員長の南彰さんらが発起人となり、「ジャーナリズム信頼回復のための提言」をまとめた。
政治取材を含めたメディアへの不信。そこでは何が問われているのか、お話をうかがう。(2020.8.23)


■開催後記:
官房長官会見などを政治家の言いっ放しの場にしてはならないと指摘し「会見をある意味で記者の怖さを伝える場にする必要がある」「記者会見は現代の主戦場だ」と南さんは強調した。


■講演者プロフィール:
南 彰(みなみ・あきら)。1979年生まれ。2002年に朝日新聞社に入社し、08年から東京政治部、大阪社会部で政治取材を担当。18年秋より新聞労連に出向し、中央執行委員長を務める。「日本マスコミ文化情報労組会議(通称MIC)」の議長も兼務。著書に『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったか』、共著に『権力の「背信」「森友・加計学園問題」スクープの現場』など。(略歴は『政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す』から

南 彰さん
権力の「背信」 「森友・加計学園問題」スクープの現場
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