JCJ沖縄・シンポジウム:「作家・池澤夏樹さんと語る「復帰50年 沖縄のいま・これから---沖縄にとって日本とは何か/ジャーナリズムは何をなすべきか」

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10月29日(土)14:00 ~ 16:00 オンラインシンポジウム

基 調 講 演:池澤夏樹さん(作家)
パネリスト:金城正洋さん (ジャーナリスト)
パネリスト:黒岩美奈子さん(沖縄タイムス論説副委員長)
   
今回のシンポは「沖縄の今とこれから」に目を向け、政治・経済に加えて文化的な課題も含めて、沖縄と日本の関係、日本にとって沖縄とは何か、沖縄にとって日本とは何かという、テーマを改めて考える。


作家の池澤夏樹さんは、1993~2005年に沖縄に住み、「カデナ」など沖縄を舞台にした小説や多くのエッセーを発表し、政治についても発言してきた。現在、沖縄の文化を世界に向けて発信するサイト「あまくま琉球」に取り組んでいる。池澤さんに、今そしてこれからの沖縄をどのように見ているのか、課題は何か、サイト作りにも触れながら、基調提言という形で語っていただく。

日本復帰50年の今年、 沖縄戦後史を振り返る報道を繰り広げられた一方、 ロシアのウクライナ侵攻を背景に沖縄は「台湾有事」 論に席巻され、自衛隊のミサイル配備、 日米共同作戦計画などに翻弄されてきました。 沖縄戦の再来が危惧されています。今年、 沖縄は選挙イヤーでもあり、民意の行方にも注目が集まりました。 内外情勢の混迷の中、ジャーナリズムは沖縄にどう向き合うのか、 改めて問われています。

私たちは5月に「復帰50年 沖縄報道を振り返る―ジャーナリズムは何をしてきたのか―」 と題してオンラインシンポを開催しました。今回はさらに、 沖縄の現在と未来を展望し、政治経済、 教育や文化の問題も視野に入れて、「 沖縄にとって日本とは何なのか/ジャーナリズムは何をすべきか」 を考えます。かつて沖縄県民の一人であったこともあり、 沖縄に精通する作家、池澤夏樹さんをお招きして提言をいただき、 JCJ沖縄のメンバー3人と議論をします。

登壇者の略歴

池澤夏樹(いけざわ・なつき)さん:1945年北海道生まれ。「スティル・ライフ」 で芥川賞など受賞多数。「世界文学全集」「日本文学全集」 各全30巻を個人編集。著書に「『メランコリア』とその他の詩」「されく魂」「ワカタケル」、沖縄を舞台にした小説「カデナ」、 沖縄に関するエッセー集に「沖縄式風力発電」「 沖縄への短い帰還」など。

金城正洋(きんじょう・まさひろ)さん:1959年、石垣島生まれ。琉球朝日放送記者を経てジャーナリスト

黒島美奈子(くろしま・みなこ)さん:1970年沖縄県生まれ。93年沖縄タイムス入社。社会部・学芸部・政経部・デジタル編集部を経て現在、論説副委員長

米倉外昭(よねくら・がいしょう)さん:1961年富山県生まれ。87年琉球新報入社。現在、編集局整理グループ所属、論説委員

 
参加費:500円 お申し込みは Peatix(ピーティックス)からお申し込み下さい。

※JCJ会員は無料です。onlinejcj20@gmail.com に別途メールでお申し込み下さい。

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(表紙の写真は火災前の首里城で撮影。2017年1月)