JCJ書評
〈2025.7月号 緑蔭特集〉飯田一史(著)「町の本屋はいかにしてつぶれてきたか──知られざる戦後書店抗争史」 ・・・10年スパンで遭遇する出版界のビッグイシュー 私のおすすめ:池田 隆(元出版取次店 勤務) 新着!!

 読み終えて脳裏に浮かんだのは、1990年代の出版業界が好景気で浮かれ、遅れたバブルを謳歌していると揶揄されていた頃だ。採算など無視の新規出店が毎月30店以上、その陰でつぶれる本屋も毎月30店を超え、配本先書店一覧表の書 […]

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