〈JCJ Online講演会〉民主主義のためのSNS講座 講師:井上 伸さん(日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)本部書記)

■開催趣旨:
SNSは、私たちの日常に深く浸透し、情報の受発信に不可欠なツールとなりました。しかしその一方で、社会の分断を煽り、特定の意見を攻撃するヘイトスピーチやフェイクニュースの温床となっていることも、否定できない事実です。
まさに「分断して統治せよ」――。
権力者にとって、私たち市民が互いに疑心暗鬼になり、連帯を失うことほど好都合なことはありません。SNSは、そのための強力な「分断のツール」として利用されかねない危険性をはらんでいます。
では、私たちはこの現状をただ嘆き、SNSから距離を置くべきなのでしょうか。
「否」と力強く警鐘を鳴らし対抗軸を提示するのが、井上伸さんです。井上さんは著書『民主主義のためのSNS活用術』の「はじめに」で、以下のように述べています。
「分断して統治せよ」は、私たち労働者・市民を分裂させて支配を容易にする戦略で、権力者が意図的に用いてきた手法です。時の権力者がSNSを「分断のツール」として支配のために利用するなら、私たち労働者・市民は「連帯と共感のツール」としてその支配打破のために戦略的に活用することが大切です。
本講演会では、著者の井上伸さんをお招きし、この「連帯と共感のツール」としてSNSを戦略的に活用するための具体的な方法論と、その背景を掘り下げます。
■講演者プロフィール:井上 伸(いのうえ・しん)
日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)本部書記。新日本出版社雑誌『経済』編集者、東京大学教職員組合中央執行委員、国公労連中央執行委員などをへて、現在、国公労連本部書記、労働総研研究員、日本機関紙協会常任理事、『学習の友』編集委員、コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン認定准コミュニティ・オーガナイザー。著書に山家悠紀夫氏との共著『消費税増税の大ウソ―「財政破綻」論の真実』(大月書店)がある。

日本機関紙出版センター (2025/6/20)
■オンライン講演開催日時:9月11日(木)19:30〜21:30 (zoomにてオンライン。見逃し視聴用配信有り)
■参加費:500円
参加希望の方はPeatix(https://jcjonline0911.peatix.com)で参加費をお支払いください。
(JCJ会員は参加費無料。office(アットマーク)jcj.gr.jp に支部・部会名を明記の上お申し込み下さい)
■主催:日本ジャーナリスト会議(JCJ)
03–6272-9781(月水金の13時から17時まで)
https://jcj.gr.jp/
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