■JCJ沖縄ジャンプナイト(OJN)が「大軍拡最前線 宮古島・石垣島現地取材ツアー報告」をPDFで発行
日本ジャーナリスト会議(JCJ)は、2016年8月に高江の米軍ヘリパッド建設反対集会を取材中の琉球新報と沖縄タイムスの記者が警察に拘束された事件を、ジャーナリズムへの攻撃と捉え、11月に沖縄に調査団を送った。JCJ沖縄ジャンプナイト(OJN)は、その後、米軍基地問題に関して本土と沖縄の懸け橋になろうと会員有志が集まって発足させたグループで、近年は大軍拡問題もテーマに勉強会や講演会を行なっている。
今、岸田政権が進める大軍拡はこれまでの日本の歩みを逆転させる暴挙だが、中国の軍事力強化を背景に「自衛隊配備の空白地域」と位置づけた南西諸島には、民主党政権が2010年、自衛隊配備を明記。その後の自民党政権による防衛大綱でも「南西シフト」方針が強化されてきた。岸田政権が昨年12月に閣議決定をした安保関連3文書は、ついに敵のミサイル発射基地などをたたく反撃能力を保有することまで明記し、それを可能にする防衛予算2倍化は専守防衛の国是とは明らかに矛盾する。
「南西諸島がターゲット? まず現場に行こう!」と、JCJ沖縄ジャンプナイト(OJN)の有志による宮古・石垣両島取材は2022年1月25日から28日の4日間でおこなわれ、その報告はJCJ機関紙「ジャーナリスト」に4回に渡り連載された。
今回のPDF版「大軍拡最前線 宮古島・石垣島現地取材ツアー報告」発行は連載を全面的に補筆したもので、座談会での討議、全国のJCJ会員からの寄稿も得て編さんされた。
■大軍拡最前線 宮古島・石垣島現地取材ツアー報告」(PDF) 表紙
■大軍拡最前線 宮古島・石垣島現地取材ツアー報告」(PDF) 奥付
■JCJ機関紙「ジャーナリスト」に2023年2月から4回に渡り連載