JCJ書評
〈2025.5月号 書評〉藍原 寛子(著)『震災後を生きる13人の物語──フクシマ、能登、そしてこれから』・・・被災地の人々から学ぶ 痛みを伴う貴重な教訓  評者:坂本 充孝(ジャーナリスト) 

 天災は故郷を壊わし、生活をなぎ倒し、心を打ちのめす。そんなとき人は、どうやって起き上がり、歩き始めるのか。東 日本大震災と能登半島地震。二つの災害現場を舞台に復興に力を尽くす13人の物語を、福島在住の著者が丹念に追跡す […]

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〈2025.5月号 書評〉宮田 律(著)『イスラエルの自滅──剣によって立つ者、必ず剣によって倒される』・・・国家存亡の危機にある衝撃的な実態と要因を解く  評者:栩木 誠(元日経新聞編集員) 

  英国の〝三枚舌外交〟の所産ともいえる、イスラエルの建国を契機に、約80年にわたり、戦火が絶えないパレスチナ。今も国際法を無視した、イスラエルによるガザ地区などへの非人道的な攻撃が続く。今回の侵攻以降だけでも、子どもを […]

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〈2025.5月号 書評〉永野 慎一郎(著)『秘密資料で読み解く──激動の韓国政治史』・・・韓国民が自らの闘いを通して民主主義を勝ち取った軌跡  評者:鈴木 耕(編集者) 

 昨年12月4日、韓国の尹 錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が突然、非常戒厳布告したのには、誰しも度肝(どぎも)を抜かれたに違いない。 民主国家において、国内や周辺地域で特段の危機的状況が起きていないにもかかわらず、非常事 […]

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〈2025.5月号 書評〉菅沼 堅吾(著)『東京新聞はなぜ、空気を読まないのか』・・・ズバリ本質を突く報道 言葉でごまかす政治を許すな  評者:丸山 重威(ジャーナリズム研究者) 

 著者は東京新聞が2014年にJCJ大賞を受賞したときの編集局長だった。受賞理由は「憲法、安保、原発―ズバリ核心を突く1面の<論点明示報道>」であった。本書で著者は「受賞の知らせを聞いたときは正直、戸惑った。『論点明示報 […]

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