〈JCJ Online講演会〉ウクライナの戦争と憲法9条 講師:早大教授(憲法学)水島朝穂さん
ウクライナへのロシアの侵攻に、米国がどのようにかかわっているかに焦点を当てた講演となった。ロシアの侵攻と市民への残虐行為が日々のニュースとして流れているが、その一方で、米国はウクライナへの軍事援助を各段に増やし、コロナ禍で困っていた米国の軍需産業が息を吹き返しているという現実がある。ウクライナ東部で戦争を続けていたロシアをあえて刺激し、ウクライナへの本格侵攻へと導きだしたのが米国ではなかったか、という問題提起だった。戦争を止めるには「ミンスク合意」をもたらした地域的集団安全保障の枠組みであるOSCE(欧州安全保障協力機構)の役割が重要になる、と指摘した。(2022.6.14)
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