〈JCJ Online講演会〉「どうなる朝鮮半島情勢」講師：東京新聞の五味洋治論説委員

■開催趣旨：
緊張緩和に大きく傾いたかに見えた韓国と北朝鮮はここにきて冷たい関係に戻った。「南北和解の象徴」だった共同事務所を爆破した後、北朝鮮は「韓国の文在寅大統領は、米国にしっぽを振る厚かましい男だ。自滅に進むパートナーと北南協力で議論する気はない」と突き放した。
手のひら返しされた韓国の文大統領は「無礼な言葉で（南北融和）を台無しにした」と反論。なぜ北朝鮮は〝暴走〟したのか、一方、韓国に打つ手があるのか。両国関係は先行きが全く見えない。そこで「どうなる？朝鮮半島情勢」について、南北問題のエキスパートである東京新聞・五味洋治論説委員に語っていただく。（2020.7.26）

■開催後記：
　講師は東京新聞の五味洋治論説委員。韓国ドラマ「愛の不時着」を題材に北朝鮮社会の今の様子を語り、最高指導者・金正恩氏の妹である金与正氏の言動を分析し、彼女の人柄と今後について五味さんは解説した。


■講演者プロフィール：
五味 洋治（ごみ ようじ）。1958年長野県生まれ。82年早大第一文学部卒。 83年東京新聞（中日新聞東京本社）入社、 政治部などを経て97年、韓国延世大学語学留学。99～ 2002年ソウル支局、03～06年中国総局勤務。08～ 09年、 フルブライト交換留学生として米ジョージタウン大に客員研究員と して在籍。現在、論説委員。主に朝鮮半島問題取材。著書に『 朝鮮戦争は、なぜ終わらないか』（創元社、2017年）『金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて』（文藝春秋、2018年）など。

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