〈JCJ Online講演会〉「参院選後の政治の行方はどうなる」講師:政治ジャーナリスト・鮫島 浩さん(元朝日新聞記者)
■開催趣旨:
今回の参院選挙では射殺された安倍元首相の同情票が入ったことも あって自民党が「一人勝ち」したというが、 果たしてそうだろうか。 政党への支持が分かる比例代表では自民党は得票率が前回より0・ 9㌽減の34・4%、 得票数も2000万票を割り込み1800万票で1減の18議席に 終わった。「勝利」とは言えない結果だ。議席を2倍の12議席に 伸ばした日本維新の会も東京、愛知、 京都の選挙区で敗北し地盤の大阪の地域政党から抜け出せず〝 内弁慶〟なのは変わらない。勢いは止まったように思える。 とはいえ野党第一党の立憲民主党は大きくへこみ、 その他の党も伸びず、結局、与党・ 自公が主導権を握る政治情勢に。改憲や軍拡、 消費税増税はどうなるのか、2年後の自民党総裁選前に衆院の解散 はあるのか、ポスト岸田はーー 元朝日新聞記者で政治ジャーナリストの鮫島浩さんが参院選後の政治の行方を語る。
■講演者プロフィール:
鮫島 浩(さめじま ひろし)。1971年生まれ。京都大学法学部卒業後、94年に朝日新聞社入社。つくば、水戸、浦和の各支局を経て、99年から政治部。菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝ら与野党政治家を幅広く担当し、2010年に39歳で政治部次長(デスク)に。12年に調査報道に専従する特別報道部デスクとなり、翌年「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。14年に福島原発事故を巡る「吉田調書」報道で解任される。21年に朝日新聞を退社してウェブメディア「SAMEJIMA TIMES」を創刊し、連日記事や動画を無料公開している。講談社から5月下旬に出版した著書『朝日新聞政治部』は反響が大きく4刷りが決まった。
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